歌の力、歌手の力

いやあ、こんなにちゃんと紅白を見たのは初めてかもしれない。
確かに2005年の紅白も、圭ちゃんら娘。OGが出たりフジテレビのゴリエが出たりと、エンターテイメント色が強くて楽しめた。
でも今年の紅白は、「歌」そのものに感動させられた。


ハローから出た3組の中途半端なステージへの不満なんか、本当にどっかへ飛んでしまった。 また、故人の特集を組んだり、最新の曲ではなく過去の曲を多用する事への前評判の悪さなども、まったくの杞憂だったと思えた。
それくらいに、各出演者の皆さんの歌が素晴らしかった。


去年とまったく同じ 『千の風になって』 を歌った秋川さん。 伴奏のアレンジも素晴らしく、そしてその歌声に本当に涙が出てしまって......。
その直後のドリカム。 アドリブで歌詞を変えてくれた吉田さんにも感動。


その他にも、今日初めて聴いた中村中さんとか、昨日レコ大の大賞を獲ったコブクロとか、そして阿久悠さんの曲を歌った大御所4人などなど。
その歌、歌声に本当に聴き惚れてしまったよ......。


過去の悪行(笑)が取り沙汰されていた鶴瓶さんの司会。 今日は本当に良かったと思う。
まあ、クールファイブの人に酷い事もしていたけど(笑)、曲間に語る言葉に凄く気持ちが込められている事もあった。 「今日は本当に楽しんでいます。 ありがとう。」 という言葉は、偽れざる本心だと思うよ。
秋川さんの歌を聴いて、言葉に詰まって涙ぐんでいる姿が印象的だった......。


そんなこんなで、かなり楽しめた今年の紅白でした。
圭ちゃんは、今日の紅白は録画してあるのかな?


それともう1つだけ。
最後の最後に言った中居君の 「仰天でした」 という言葉。 あれは日テレの 『仰天ニュース』 から来たんだろうけど、本当に余計な言葉だった。 せっかく鶴瓶さんが頑張っていたのに、ぶち壊してしまった感がある。 残念だ。