『MAMA LOVES mambo Ⅳ』 個人的感想・その3

今日は圭ちゃんの演技について。
圭ちゃんの演技が始まって、まず最初に思い浮かんだもの。
  「と、都蘭ちゃん!」
ネムレナイト』 の都蘭役・根岸つかささんの演技。これがいきなり頭の中でプレイバックされた......。


根岸さんは可愛かったなあ。今はどんな舞台に立っているんだろ?
可愛いし歌も上手いし、そして素晴らしい演技で魅せてくれる。彼女がハロプロに入ってくれたら、推し順でいうと間違いなく上位に来るんだけどね。藤本さんも石川さんもあっという間に抜き去って、紺野さんをもおびやかす所に食い込んでくる。



 川o・−・) <・・・・・。



!!!!!! ヤバイヤバイ......。


閑話休題
とにかくあの根岸さんの都蘭のように、喜怒哀楽を表す部分で圭ちゃんは良く声を張っていた。ノーマルな会話の部分と比べると、喜怒哀楽の部分ではかなり声量も大きくしていたみたい。


今回の舞台で他の俳優さんは、黒木さんを初めとして皆ナチュラルな演技が多かった。台詞回しの抑揚の差・声量の差を抑えている感じ。なので圭ちゃんが声を張り上げると、PAさんも調整しにくいのかそれとも全く調整しないのか、かなりホール全体に声が響き渡っていた。


俺は前から2列目に座っていたので十分生の声で聴こえていたが、あの圭ちゃんの演技なら、マイクを通さなくともホールの後ろまで良く聴こえたんじゃないかな?


そう思う理由の一つに、圭ちゃんの声質が良くなった事も挙げられると思う。
夏ノ夜ノ夢』 の劇評で “金切り声” と酷評された圭ちゃんの声。確かに、サトエリさんと罵り合う部分では俺もそう思った。
しかし圭ちゃんも 『ネムレナイト』 の根岸さんの演技から学んだのか、高音域での声質がかなり改善されていた。喉を絞めずに良く響かせている感じ。綺麗にスーッと出てくるからホール全体に上手く響き渡る。かえってマイクが邪魔なくらいだった。


話はそれるけど、『リボンの騎士』 でもそれを感じた。
発声が良くて声量もあった藤本さんとよっすぃ〜(高橋さんもかな?)。彼女達のマイクの音量はもっと下げても良かったと思う。藤本さんなんか、マイクが “がなって” しまっていた。あれはもったいなかったなあ......。


とにかく、圭ちゃんの演技はこの “発声” に於いて、またちょっと成長できていた様に思う。


発声以外でも、舞台上で演技をする上で重要となってくる “身振り手振り” のアクションもより良くなっていた。これは 『ネムレナイト』 のヒデカツ役・池田稔さん辺りの演技から学び取ったのかな?
オーバー過ぎず、それでいてホールの後ろの方の人まで人物の “心情” が伝わるしっかりとした所作。また良くなっていたように思った。



さて、“演劇ド素人” の俺が言うのもなんだけど、圭ちゃんの演技で気になった所もあった。それは “ノーマルな” 会話の部分。実は、これは 『三毛猫ホームズの〜』 の頃からずっと気になっている事。


リボンの騎士』 の高橋さんも同じだったんだけど、喜怒哀楽を表す部分でない所の台詞回しに、何か不自然なものを感じてしまう。 「それは何か?」 と訊かれると、結局何なのか答えられないんだけどね。とにかくちょっと不自然なんだよね......。


でも、「では、どのような演技が良いのか?」 と訊かれれば答えられる。それはそう、黒木さんの演技。あのナチュラル感を出せれば良いんじゃないかな? 
あと、ハローで言えばなっちや中澤姐さん。笑顔で “普通に” しゃべっている演技。あれでしょ。


こういう所をちょっとだけ気をつければ、圭ちゃんの演技もまた一歩、完璧なものに近づいてゆくんじゃないかな?



以上、“演劇ど素人” なオッサンの戯言でした......。