大変な一日

さあ、今日のトップ画像のお話。
この車、うちの実家の物です。
はい。
大変な事故を起こしました。
でも、事故ったのは俺ではありません。
もう70歳を越えている実家の父です........。


天気が大荒れだった月曜日。
知り合いの葬式に出るために、福島へ向かった俺の父親。
毎日ハンドルを握っているとは言え、もう高齢ドライバーだし、「前の晩は早く寝ろよ」 とか 「絶対に飛ばすなよ」 と言っておいたんだけどね.......。


俺の仕事場に電話が。
父親がトラックに突っ込む事故を起こしたと。
店の厨房はS女史(姐さん)がお休みで、S嬢(めちゃモテ委員長w)一人だったんだけどね。
一応ウチの父親は話せるんだけど、救急車の人から 「お父様を病院に搬送します」 と言われて真っ青になった。
仕事をS嬢(妹系ギャル)に任せて、慌てて店を出た。


実家の母親と話をしてから、大雨の中を一路福島へ。
大雨で前が見えない峠道では、本当に涙が出そうになったよ。
俺、そんな所を運転した事ないもん.......。


1時間ほどで福島県に入り、まずは救急搬送をしてくれた消防署へ。
「大したケガでないので大丈夫ですよ」 と言われて一安心。
搬送された隣町の病院の場所を教わって、また大雨の中を走る。


病院に着いて外科のナースステーションに行くと、担当医の人から 「入院されました」 と言われて、またまた真っ青に。
「あれ? 消防署の人から大した事ないって聞いたんですけど。」
と言ったら、
「以前、怪我で脳内出血を起こされましたよね? それが原因か判らないのですが、何だか私との会話が上手くかみ合わないのです。」
と言われて愕然とした。
「ああ、ヤバイな.......」


案内されて病室へ行くと、礼服のままベッドに横たわっている父親が。
俺に気付いて笑顔で一言。


「おう。」


「“おう” じゃねえよ!」 と心の中で思いつつ、父親の話を聞いていると、いたって普通。
ウチの父親は、もう70過ぎだしね。
頭の回転は遅くなっているし、最近は良く文章の一部を端折って話をする。
それでウチの母親に良く怒られているの(笑)。


という事で、骨のレントゲンも頭のCTも大丈夫で、即退院となった。
良かった良かった.......。


と言いたい所だったが、そこからが大変。
実家の母親との連絡、退院手続き、診断書作成、保険会社との連絡、警察との話し合い、事故の相手方との話し合い、などなど.......。
父親を病院のベッドに寝かしておいて、俺が一人で動く事に。
一番辛かったのは、病院と警察署とを2往復した事。
病院がある町には警察署が無く、担当の隣町の警察署まで大雨の中20分もかけて走らなくてはいけないのよ.......(涙)。


そして最後は、父親を連れて警察の人と一緒に事故現場へ。
途中に寄った自動車整備工場で、事故ったウチの車を見て驚いた。
警察の人も言っていたけど、よくあんな壊れ方をして父親は打撲で済んだな、と。
もうとっくに日も沈み、冷たい雨の振る暗い田舎道で実地検分。
これも相当辛かった。
しかし、事故現場・病院・警察署が、それぞれ3つの町に分かれるって辛いね.......。


結局、午後1時に仕事場を出て、また帰って来たのは7時過ぎ。
しかも、イラスト・チョコの仕事が残っていたし。
俺も相当疲れていて、描いていて何度も眠ってしまった.......。


日が空けた昨日、そして今日も仕事の合間にいろいろと。
保険会社の人との打ち合わせ、レッカー移動の打ち合わせなどなど。
到着した車を今日の昼休みに父と見に行ったが (↑今日のトップ画像)、保険の範囲内での修理は無理と言う事で廃車に........(涙)。


まあ、ウチの父親に大きな怪我が無かったのは不幸中の幸いで。
相手方にも怪我が無くて本当に良かった。
しかし。
40〜50キロの速度で、止まっているトラックにノーブレーキで突っ込んで。
打撲だけで済むって、ウチの父親は相当頑丈かも。


俺も車の運転は気をつけなくては。
肝に命じます。