『ちがいますシスターズ』 個人的・素人的感想 (後)

『ちがいますシスターズ』 でブログ検索したら、ハロ・キッズ (エッグ?) の子のブログが出てきた。 しかし、観劇の感想に圭ちゃんの事もアヤカ姫の事も書かれていない......(涙)。


演劇ファンの人のブログを見ると、今回の舞台は賛否両論いろいろあった。 ただ、厳しい意見を言っている人の批評の中に 「保田圭の歌は本当に良かった」 と言う意見が多かったのが、とてもとても嬉しかった。


さて、圭ちゃんとアヤカ姫についての俺の感想。
まず、ひとこと言わせてくれ。


小春 (圭ちゃん) のどこが小悪魔やねん!!
葵 (アヤカ姫) の方がよっぽど小悪魔やないけ!!


ああ、スッキリした.......。
まず、圭ちゃんの役どころが、俺の想像していたのとは全く違っていた事に驚く。 中神さんの黒い演技とも相まって、途中、本当に小春が可哀相になった。


一生懸命に菅田 (中神さん) に尽くして付いていくんだけど、その菅田からは邪険にされる。 しかも、菅田はうねり (小飯塚さん) と関係を持ったりとだらしない。 更には、金をせびる菅田と妹・ジュンペイ (長澤さん) の間に挟まったりと、とんでもなく可哀相な役どころ。


これは圭ちゃんにとって、かなり難しい役だったんじゃないかな?
役に入り込むに当たって一番楽なのは、その人物と同じ境遇を味わった事がある事。 この点に関して、圭ちゃんは多分当てはまらないでしょう。 まだ未婚だし......。
かと言って、二人とも教師という御両親にもそんな事があったとは思えないし......。


でも、そんなちょっと “薄幸” な小春を、圭ちゃんは良く演じていたんじゃないかな?
キャラの濃い演技が多い中で、圭ちゃんは終始柔らかい優しい演技をしていた。 その事が、薄幸でも健気に菅田に付いてゆき、実は芯の強い女性・小春を演じる事に成功していたと思う。


観劇当日に、俺は圭ちゃんの 「声量の無さ・声の細さ」 を言ったが、今よくよく考えてみると、それが小春を演じるのに必要だったのだと思えてきた。 実際、圭ちゃんがしっかりとした声量を出すシーンがあったし。
それは、葵が爆弾を落とすシーン。 葵が小春とキブンの過去の関係を暴露するシーンで、小春が 「違います!」 と叫んだ所。 あの台詞にはちょっと痺れたな。


あと、圭ちゃんの演技で心に残ったのは、カウンター席でお酒を飲みながら背中で泣いていたシーン。 あれは、菅田がうねりと関係を持ったと皆が騒いでいた所だったかな? (←うろ覚え)  そんな菅田の姿に悲しみ、周りが騒いでいる中で、独りカウンターでうなだれていたシーンだった。


って、ここまで来ると、ヤスヲタとしての私情が入って来てしまっているよな。 俺......(笑)。


とにかく、今回の舞台で俺は、圭ちゃん演じる小春に感情移入する事が多かった。 俺は役者ではないので圭ちゃんの演技の技量がどれ程の物かは判らんが、感情移入する事が多かったと言う事は、それだけ圭ちゃんは着実に力を着けて来ているんだと思うよ。



さて、その美脚に、俺も心を奪われてしまったアヤカ姫(笑)。
正直驚いた。 「アヤカも、なかなかやるじゃん!!」 と感心させられた。
特に、先に述べた爆弾を落とすシーン。 ちょっとトーンを落とした黒い演技が想像以上に良かった。


あと、彼女は意外と声質が太いのが分かった。 正直、圭ちゃんよりも声が太いと思う。 これは舞台上では大きな武器となるよね。
また是非、アヤカ姫が出演する舞台を見てみたいな。



さて、最後に。
圭ちゃん、アヤカ姫。 今回の舞台出演、お疲れ様でした!!
本当に楽しい舞台でした。 そして、その成長を見る事が出来たのも、本当に嬉しかったです。
今回も、「大人の麦茶」 の役者さん達から学んだ事は多いと思います。 それらの事を少しでも多く吸収して自分のスキルアップへと繋げられるように、これからも頑張って下さいね。