今日の星野ジャパン

2−6で韓国に敗戦。 金メダルの夢が絶たれた......。
明日、銅メダルをかけてアメリカと対戦。


ラジオを聴き始めてから程なくして、G・Gのエラーなどもあり更に2失点。 8回裏という事を考えると、非常に厳しい状態に。
そして、9回表の日本の攻撃も3者凡退に終わってゲームセット。


昼休みに見ていた時は、杉内の後を受けた川上がナイスピッチング。 もう1回ぐらい投げるのかと思ったら、6回は成瀬が出てきていたのね。 その成瀬も無失点。


問題はその後、7回の藤川だったのね。 正直、藤川が失点しているとは思ってなかった。 だから、試合終了後にゲームハイライトを聴いた時には驚いた。
帰宅後にビデオでチェック。 藤川、力みすぎやん。


確かに、阪神でプレーする時も力が入ってストレートが上ずり過ぎる事があったけど、今日はとんでもなく高く上ずっていた。 更に打たれないようにと意識しすぎたのか、フォークはみんなワンバウンド。 結局フォアボールを出してしまう。
そして、内角の変化球が落ちきらずに同点タイムリーを浴びてしまった。


やはり国際試合という事と、相手が強打者揃いの韓国というプレッシャーがあったのかな?


8回、岩瀬がイ・スンヨプに2ランを浴びて勝ち越される。
「今大会は失点が多い不調の岩瀬を何故使ったのか?」 という疑問も残るが、それが星野さんの野球なんだからしょうがないね。 あくまでも 「藤川→岩瀬→上原」 で継投するという。


この件に対して星野さんに非難が集中しているみたいだけど、それよりも打撃陣が打てなかった事の方が大きいと思うんだよね。 俺は。
いくら苦手にしている韓国の左腕とは言え、2点だけではなあ。 それも1点は内野ゴロの間の得点。 6安打2点では韓国に勝てない。


「なんで韓国に負ける?」 という声も聞くが、韓国はもう、それだけ強い国という事。 今日の試合を見て驚いたんだけど、4割バッターもいるんじゃん、韓国の打撃陣には。
各打者の打率の数字が、その強さを証明している。 逆に言うと、7回まで2点に抑えていた日本の投手陣は大したもんだよ。


とにかく星野ジャパンは打てなかった。 故障持ちで代表入りしたり、北京に入ってから故障した人もいる。 それでは自分の持てる力を発揮できないのは当然。
気力の面でも、韓国には及ばなかったような気もする。


韓国はWBCで苦汁をなめた。 アジア予選から勝ち続けてきた日本に、準決勝でまさかの零封負け。 あの負けた時の、韓国選手の本当に悔しそうな顔を覚えている。
だからこそ韓国は、「この北京では絶対に日本に勝つ!」 という強い気持ちで臨んで来たのであろう。 今日の試合に勝った時の、あの韓国チームの喜び様からも凄くその事が伝わって来た。


今日の試合で、俺が一番記憶に残ったシーン。
グラウンドで韓国選手が大喜びをしているその時。 日本のベンチで呆然と立ち尽くしている藤川の姿があった。 その横では、手すりに突っ伏している岩瀬。 ちょっと上げた顔の目には、涙みたいな物も見えた.......。


次回ロンドンでは 「野球」 は無い。 この悔しさは、来年のWBCでぶつければいい。 韓国がWBCの悔しさを今回の北京でぶつけてきたように。
っていうか、それよりも先ず、明日の3位決定戦でアメリカにぶつけてくれ!!


もう細かい事はどうでもいい。
その悔しさを爆発させて、明日の試合で最後に大暴れしてこい!!
はっちゃけろ! 星野ジャパン!!




北京で熱くなっている時に、この人はひっそりと......。